PDM札幌は、新しい時代の歯科治療を提案する歯科医療グループです。

市民フォーラムについて

市民フォーラムについて

新しい使命

夢デンタルクリニック大久保弘道

自分たちが学んで来た破折歯の接着修復技術などを きちんと社会に還元していかなければならない

平成24年8月、PDM札幌2周年を迎え、われわれの活動の幅を広げていこうという声がメンバーの中から自然発生的に生まれてきました。その議論の中で「自分たちが学んで来た破折歯の接着修復技術などを、きちんと社会に還元していかなければならない。そのためには市民に幅広く『破折歯が治療可能になってきている』ということを周知する必要がある。それもわれわれの使命の一つだ」という意見が出され、次年度の活動の柱の一つとして市民フォーラム実行が決定されました。

市民フォーラムの開催まで

市民フォーラム実施に当たり、理念と目的を立て、企画を開始

市民フォーラム実施に当たり、われわれは以下の理念と目的を立て、企画を開始しました。

  • 日々抜歯されてしまっている破折歯を、今後は1本でも救っていく、「破折歯接着修復」という治療方法を市民に知っていただき、治療方法としての市民権を得るための風を吹かせる!
  • 歯科会全体が「破折歯を保存する」という方向に動くようなきっかけとする。

平成25年の初頭から準備が本格化しましたが、なにぶんPDM札幌として講演会を実施するのは初めてで準備のすべてが手探りであり、試行錯誤を重ね、紆余曲折を経ながら準備が進められました。全くわからないことばかりの中、「新しい風を吹かせる!」という情熱だけに支えられていました。

市民フォーラムの実施主体については、当初は既存の文化事業団体との共催を試みましたが、なかなか話がまとまらず、最終的にはPDM札幌が単独で自主的に企画実行することになりました。
早い段階で、日時と場所を決めなければ告知のチラシ作製を行うことができないため、何も準備が整っていない段階で、90名収容の会場を押さえることとなりました.この会場規模が適切なのか否か、不安を抱えたままのスタートとなりました。
チラシ作製や会場の手配、バナースタンド(縦看板)の作成や当日配布用資料の準備、撮影・録画などの準備は、中核メンバーの歯科技工所や税理士事務所、業者さんたちに支えられて進みました、皆で力を合わせて手作りで準備を進めていく一体感があり、周囲の皆様の助けがあって成り立ったことに感謝しています。
告知方法についてはメンバーの各医院が200部のチラシを配布して、各医院10名の参加者を募る、という目標を立て、実行しました。
しかしながら開催直前まで、参加者の応募は20名に満たず、苦戦を強いられました。最終的には北海道新聞に開催告知を記事として掲載していただくことができ、このことが功を奏して、80名を越える参加者を得ることができたと思われます。

いよいよ市民フォーラム当日

平成25年8月31日(土曜日)、PDM札幌主催の市民フォーラム開催

平成25年8月31日(土曜日)、札幌駅北口の公共ホール・エルプラザ札幌にてPDM札幌主催の市民フォーラム「その歯、抜かないで!」(折れた歯,割れた歯を救う接着保存術を公開)を開催することができました。当日はあいにくの雨天にもかかわらず多数の参加者が来場し、当初60名分の座席を準備する設営を行っていましたが、急遽90名分すべてを参加者分として設営し、主催者、スタッフは立ち見の状態となりました。
破折歯接着修復治療をご経験した女性患者様ご本人に登壇していただきき、初診時の症状、歯が折れていると告げられた時の驚き、治療に対する不安と期待、実際に治療を受けてみての感想などを語っていただきました。

続いて、札幌から東京まで赴き、眞坂先生による破折歯接着修復治療を体験した男性患者に登壇いただき、札幌で治療できる医院を探して苦労した経験、思い切って東京まで赴いた経緯、そして治療後の現在の状態などもお話ししました。
また、治療ばかりでなく、本当に大切なのは予防処置であり、常日頃からメンテナンスを受けることが大切であることもお話ししました。
その後、フリーディスカッションの時間を設け、たくさんの参加者から、さまざまな歯科治療に関する疑問、質問をお受けしました。なかには涙を流しながら、これまで歯科治療で苦労してきた経験を語る参加者もいました。
講演終了後も、個別の質問を持つ参加者が各先生の前に列を作って並び質疑応答が続く状況となり、会場使用時間ギリギリまで可能な限りたくさんの参加者の質問にお答えしました。

市民フォーラムを終えて

破折歯が治せることがあるということを 広く周知する必要があるのだという使命を再確認

多数の参加者があったことで、破折歯が治せるということを広く周知する必要があるのだという使命を再確認しました。また、参加者からの質問はどれも切実であり、なおかつ、いかに患者様が歯科医院での治療説明に満足していないか、納得できていないかということを思い知らされました。
患者様はその疑問を投げかける場所がなく、「不満」と言う形で胸にしまいこんでいるということがわかりました。
さらに、われわれが日常診療として行っている抜歯やブリッジの支台歯形成が、患者様の心に根深いダメージを与えているということも浮き彫りになりました。
PDM札幌のメンバーとしても学ぶ事の多い一日でした。今後もフォーラムを継続的に開催していこうと計画しております。